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はじめまして。

更新日:1月15日


世界への入り口

人間というものは、

借りる人間と、貸す人間の二つの種族に分かれているらしい。


十代の終わり。

まだ何も知らない僕。


あなたならできると、君は期待し続けてくれた。


けれど、今の私は部屋で天井を眺めているだけ。

葉の色が変わることに気づかず、かつての経験は消えていった。


それは経験だけに限らない。

作り上げた人脈も、水たまりが干上がっていくように消えていった。

失ったものを数えながら、それぞれの一生を歩んでいく。

必死に過去を生きて、現在を虚ろにしながら。





この文章を読んでいるあなたへ





もし、人生をやり直せるのなら、

あなたはどこへ戻りますか?





管理者の後悔から生まれた世界。




かつての私は、何でもできると思っていた。


すべて上手くいき、人が溢れ、多くの人から求められる人間だった。

夢のような日々だった。


しかし、それは突然訪れたもので、消えるときも突然だった。

人から受け継いだ、輝かしい役割や環境。


それらを「私のもの」と思い込んでいたのが間違いでした。




全てを失った時、私は気づきました。

本当は「得ていたもの」ではなかったと。

自己の中に根付いていないものは泡のようにあっという間に割れてしまうのです。


失った後の私は壊れていきました。


音をが怖くなり、

話すことができなくなり、

文字すら読めなくなる日々が続きました。


世界が閉ざされ、自分の存在さえも薄れていくように感じました。



それでも時間だけは進んでいきます。


時折思い出してしまうあの時間。


大切なものを守れなかった悔しさと、自分の弱さ。


私は失ってほしくない。

今あなたが抱える大切な人、もの、感情。

その全てをあなた自身で守れるようになって欲しい。


あなたには同じ思いをしてほしくないのです。




今あなたが抱える大切なもの――


周りの人、夢、感情、希望。


それらを、どうか守れるようになってください。


私は何も守れなかったけれど、この世界を通してあなたに託します。


私の理想を押し付けたこの場所に、あなた自身の理想を描いてほしいのです。



そして、この世界が、少しでもあなたが幸せに生きる助けとなることを願っています。






管理者より


 
 
 

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